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Asakura  Narito

浅倉 成

武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科 2年生

2024年 アステール卒業

2026年 武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科 2年生 在籍

武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科 2年生(インテリア専攻)。幼少期から美術受験予備校「アステール」に通い、基礎力を徹底的に鍛え上げて現役合格(多摩美術大学・武蔵野美術大学・東京造形大学 全勝)。現在は照明デザイン会社での実務アルバイトや店舗・室内空間のデザイン課題に励みながら、将来の住宅デザイン分野への進出を目指している。

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1. 予備校「アステール」との出会いと、美大を目指したきっかけ

── そもそも、予備校「アステール」に入学したきっかけや、美大を目指した理由は?

浅倉:実は子供の頃、兄の影響で年少〜年中さん頃から親についていく形でアステールに通い始め、小学校6年生まで7年間お世話になりました。その後、高校生になって美大に興味を持った時に戻ってきた形です。

高校で「美術系に進みたいけれど、何をしたいかがはっきり分からない」という状態だったんです。部活で絵を描くだけというよりは、しっかりと知識や技法を蓄えたかった。そう思って再びアステールに通うことを決めました。「自分が何かをやろう」と思った時にアイデアを形にできる引き出しを増やし、幅広いアプローチが学べる環境として空間系の分野を選びました。

── アステールでの授業で、特に印象に残っているエピソードはありますか?

浅倉 子どもの頃の授業だと、大きな発泡スチロールに棒を刺して川を下った体験や、アニメーションのセル画を描いた授業が強く残っていますね。兄の部屋にあった『NARUTO』のセル画の裏側を見て「どうやって作ってるんだろう」と思っていた時期だったので、仕組みが解明できてすごく楽しかったです。

受験期の授業では「歴史課題」が印象的でした。日本美術の伊藤若沖や琳派(リンパ)のリサーチが好きで、自分で知識のコレクションを増やす作業が本当に楽しかった。中学校で美術から少し離れていた分、一から新しい世界を知る感覚でした。ここで蓄えたリサーチの視点は、今の大学での課題やデザインにもすごく活きています。

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2. 合格を繰り寄せた「圧倒的な基礎力」とスランプの乗り越え方

── 多摩美術大学・武蔵野美術大学・東京造形大学と見事に全勝合格されていますが、最大の要因は何だったと思いますか?

浅倉ひたすら「基礎」を徹底して固めたことだと思います。特に空間系に必要なパース(遠近法)のトレーニングや環境デッサンは振り返ってもすごく楽しかったですね。物体を正確に捉える力や距離感を掴む力は静物デッサンにも直結しました。

制作で行き詰まった時も、とにかくクロッキーなどの基礎に一度立ち返る。基礎力がしっかりしていれば、本番でも自信を持って大きく崩れずに描くことができます。「焦らず基礎力を固める」ことが、合格への一番の近道だったと感じます。

──受験生活の中でスランプや悩んだ時期はどのように乗り越えましたか?

浅倉実は色彩構成がずっと苦手で、夏頃から秋にかけてかなり試行錯誤しました。自分の世界観や色使いが定まらず迷走した時期もあります。それを打破するために、学校の授業中にもひたすら構図のエスキス(下書き)を描き溜めたり、自分が「本当に良い」と思える見せ方を追求したりしました。

特に、ガラスのコップの歪みを利用した構成や、鎖がぶつかる部分を「発光」させてアクセントにする表現を見つけてからは、2色のパキッとした対比構造で作風が定まりました。周りの作品と横一列に並べられた時に、パッと目を惹くインパクトや強みを持つことの大切さを学びましたね。

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 3. 個性が突出する学科「ムサビ」での学び

── 現在、武蔵野美術大学の空間演出デザイン学科(通称:ムサビ/空デ)の2年生ですが、学科の雰囲気や授業はどうですか?

浅倉:ムサビはおそらく大学の中で一番個性が強い学科なんじゃないかなと感じています。男女比も特徴的で、僕の学年は女子9に対して男子1という割合なんです。他学科だと7対3くらいのところが多いのですが、ここは圧倒的に女性が多いです。

入学して最初に戸惑ったのは、徹底した「ものづくり」の実践です。受験まではずっと絵を描いてきたので、大学に入っていきなりインパクトドライバーを渡されて「これで作って」と言われた時は驚きました(笑)。それまで工具や立体物に触れてこなかった分、最初から知識を持っている周りの子たちとの差を感じたり、アプローチの意外性に刺激を受けたりしましたね。

── 印象に残っている課題や、学科特有の評価基準について教えてください。

浅倉:最初の課題は「ダンボールの道」という、ダンボールを集めて自由に研究する課題でした。知識ゼロの状態でダンボールという素材に向き合った時、粘土のようにこねて陶器を作る子がいたり、服を作ったり飴にしようとする子がいたり。大喜利に近いような、創造性を委ねられる環境です。僕はダンボールを薄く剥がして透光性を活かしたシェードランプを作りました。サビでは「なぜそれを作るのか」「なぜこの素材なのか」というプロセスの思考をすごく大事にしています。単に作った結果だけでなく、その段階や思考の深さを毎回評価されるのが面白いところですね。

4. 未来の受験生へ伝えたいメッセージと、今後の展望

── 今まさに頑張っている受験生に向けて、メッセージをお願いします。

浅倉: どれだけ悩んでも、最後は「手を動かして描くしかない」ということです。しんどい時期やスランプは必ず来ます。そんな時は「なぜ自分はここで絵を描いているのか」「何をやりたいのか」を一度自分自身に問い直してみてください。そうすると、暗闇の中でも少し足元が見えてくるはずです。辛さも含めて自分の納得感に変えて、泥臭く出し切ってほしいですね。

── これから受験に挑む後輩たちへメッセージをお願いします。

浅倉:現在はインテリア専攻で、店舗や商業施設の室内空間デザイン、プレゼンボードの制作などに追われる日々です。今後はゼミでもインテリア空間を専攻し、特に住宅デザインや住宅メーカーでの設計・空間デザインの道に進みたいと考えています。照明会社でのアルバイト(イベントや設営の現場)などで得た実戦経験も活かしながら、ポートフォリオの制作やインターンシップに果敢に挑戦していきたいです。

静岡県三島市泉町3-2

055-971-7579

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